フリーエンジニアになると、会社員の頃と異なる点がたくさん出てきます。フリーエンジニアが成功を収めるために必要なことは、日常的な心構えです。会社員の頃にも仕事をうまく進めるためにさまざまな注意点や心掛けなどがありましたが、フリーエンジニアになるとすべての業務を自分で進めなければならないというプレッシャーも生じるようになります。まずはクライアントとのコミュニケーションに欠かせないレスポンスの早さは、重視しておきたいポイントの一つです。また、プレッシャーからスケジュールの空白もないほど仕事を詰め込んでものちのち疲弊してしまうだけです。ほかには、自分がアピールできる強みを持っておくことも大切です。フリーエンジニアが心掛けておきたいポイントはたくさんありますが、ここではこれらの3つのポイントに焦点を当ててまとめています。
会社員にも当てはまることですが、フリーエンジニアがクライアントとの信頼関係を築くにはこまめなレスポンスが鍵になります。打ち合わせの際や納期に関する相談など、クライアントとのやり取りはこまめな確認とできるだけ迅速なレスポンスが大切です。もちろんすぐに確認できないこともあるでしょう。その際も、たとえば「外出中のため、後ほど確認してからご連絡いたします。」というように、一言連絡を入れておくと安心です。
フリーエンジニアは自分の裁量で仕事を進めることができ、稼働した分が収入として手元に入ります。また、会社員と異なり比較的自分の都合の良い日にちや時間帯に仕事ができる自由さも魅力です。そのため、ついつい仕事を頑張りすぎたり、収入を重視するあまりスケジュールに空きがないほど仕事を詰め込んだりする人も少なくありません。この状態だと収入面では満足のいく結果になるかもしれませんが、気持ちや体力面で余裕がなくなる可能性があります。そして、多忙なスケジュールが続くほど疲労が蓄積し、遅かれ早かれ体調を崩すことになりかねません。フリーエンジニアは、あまりにタイトな納期の仕事はできるだけ受けないことや、納期の相談をすること、スケジュールに空白を持たせて休む時間を作ることが大切です。
フリーエンジニアが安定して仕事を続けていくためには、強みをアピールして仕事につなげることも必要です。会社員と異なる点は、自らスキルを売り込まないと仕事が入ってこないことです。そのため、自分が何ができるのか、どのようなスキルを持っているのか、どのような強みを持っているのかは積極的にアピールするに限ります。クライアントはできるだけ安価で請け負ってくれるエンジニアを求めるでしょう。しかし、安い単価で請け負ってばかりでいると、それ以上に安い金額を提示するエンジニアが現れたときに契約を終了される可能性があります。自分が持つスキル相応の価格で契約してくれるクライアントと、信頼関係を築きましょう。そのためにも、自分だからこそできる強みを持ち、どんどんアピールしていきましょう。
フリーエンジニアは会社員と異なり、すべての仕事を自分で進めていく必要があります。自由度がアップする一方で、自律を意識して動かなければなりません。どこに仕事を入れて、どこで休みを取るのか。また、どのスキルをアピールして契約に結びつけるのかなど、日常的に気をつけておきたいポイントはさまざまです。これらの点を心掛けておくことが、クライアントとの信頼関係構築につながり、フリーエンジニアとして成功を収めることにもなるのです。
近年増えているとはいえフリーエンジニアにとって、継続的に良い仕事を獲得するということは最大の課題ですが、最近は売り手市場ということもあって、クライアントとのマッチングのために専門のエージェントを活用する例が目立っています。中でも定評のあるのはレバテックフリーランスであり、クライアントからの直請け案件がほとんどを占めることから高額の報酬を実現するなど、フリーエンジニアに対するサポート体制を整えています。
フリーランスは収入が不安定で、リスクが高いということから敬遠される傾向にありましたが、不況が長引くにつれて会社勤めといえどもリストラや倒産の恐怖に怯える現状に、積極的にフリーランスを目指す人も増えています。しかし会社勤めに比べて何かと自由なフリーランスになって成功する人の特徴として、物事に優先順位をつけられることや、不測の事態への対応など空白時間を折り込んだ計画の実行を前倒しする習慣や、コミュニケーションを大切にする姿勢が認められます。
